読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

今私は小さな魚だけれど

ちょっぴり非日常な音楽を紹介するブログです

歌謡ロック このバンドを聴け!

※この記事(+α)を元にして、NAVERまとめに記事をアップしました。

見やすくまとまっていてオススメです。

歌謡ロック このバンドを聴け! - NAVER まとめ

かつて日本に西洋のロックが輸入され、新たに日本人のバンドが出てきた時代。

様々な形態のバンドがいる中、積極的に日本の音楽を取り入れたバンドも少なからず存在したようだ。

いわゆる"本場志向"のリスナーから「あれはロックではない」「あれは"歌謡ロック"だ」と揶揄された。

だが、私は逆に、そういう"歌謡ロック"こそが日本の音楽なのではないかと考える。

私は海外の音楽もよく聴くが、その国の伝統音楽をポップスや実験音楽と見事に融合させたアーティストが多く、聴いていると新鮮で楽しい。

例えばロシアのKalevalaは女性ボーカルのかっこいいフォークメタルだし、トルコのBaba Zulaは民謡をサイケデリック・ロックとして蘇らせている。

それらの音楽が世界的にヒットして人気のある"洋楽"に比べて劣っているのかというと、そうではない。

彼らの言語や音楽的な手法はほとんど分からないが、その地域独自の音楽であると同時に、普遍的なロック/ポップスとしての力を感じる。

また、日本にもそういう音楽はたくさんある。

『インド出身の本格派スウェディッシュ・メロデス・バンドとインド出身のインド丸出しデスメタル・バンド、どっちが聴きたいかという話です。私は後者にしか興味がわきません。 - SIGH 川嶋未来

日本人がアメリカやヨーロッパの音楽をそのまま演奏しても、それは面白くない。

また、歌謡曲や民謡の"伝統"にそのまま固執しても、何の新しさもなく、私のような若いリスナーは興味を持てない。

(実際、若い層を取り込めておらず、緩やかに廃れつつあるようにも思える)

だからこそ、私は日本の歌謡曲や民謡を取り込んだポップミュージックである"歌謡ロック"に注目している。

だが、そういう音楽は限られたジャンルに生まれるものでないため、情報を集めるのが大変である。

あらゆるジャンルを横断して探さなくてはならず、たいへん骨が折れる上、それをまとめたWebサイトすら無かった。

というわけで私が「謡曲のような情緒・哀愁をもつポップミュージック」の中から特に注目してほしいバンド/アーティストをジャンル毎にまとめてみた。

ジャンルにこだわりなく歌謡ロックを探っていこうとする方に役立つと思う。

また、厳密にはロックではないものも含まれているがご了解を。

①歌謡ロック(メジャー/インディーズ)

一般的に"歌謡ロック"といってイメージするのはこの辺のバンドではないだろうか?

日本ならではの叙情性や哀愁を持つバンドは案外多く、ここではメインストリーム・ロックのそういうバンドを紹介する。

また、THE YELLOW MONKEYユニコーンなどにもこういう哀愁を持つ曲が多いので、遡って聴いてみるのもいいかもしれない。

THE BACK HORN

日本人ならではの哀愁を持つオルタナティブ・ロックバンド。

暗く退廃的な歌詞に、アグレッシヴなサウンドが特徴。

オススメは「閉ざされた世界」「幾千光年の孤独」など。

椿屋四重奏

艶ロックと称される哀愁オルタナティブロック。

ボーカルの中田裕二の声が非常に特徴的で、男の色っぽさを感じる。

現在は解散してしまったが、中田裕二ソロでも活躍しているのでそちらも注目したい。

オススメは「恋わずらい」など。

GO!GO!7188

和風な要素のある女性ボーカルロックバンド。

現在は残念ながら解散してしまっている。

ボーカルの中島優美さんはチリヌルヲワカや"ゆう"名義のソロでも活躍している。

オススメは「浮舟」など。

東京事変

椎名林檎率いる有名ロックバンド。

どことなく歌謡曲のような、妖しさを感じるメロディーの楽曲も多数。

オススメは「遭難」「OSCA」など。

フジファブリック

オルタナティブ・ロックバンド。

なんとなくプログレ的な叙情性やテクニカルさをアピールすることもあるが、それをポップに昇華している印象。

オススメは「赤黄色の金木犀」など。

非常にエモーショナルでハスキーな男性ボーカルのバンド。

ジャズ歌謡的なパートがあったり、以前はV系バンドしか持たなかったような艶やかさも持っている。

V系バンドのメリーと共同イベントを開催しているので、ジャンルをこえて活躍してくれることを期待している。

だけど最近の曲は若干和の要素が減退してるっぽいんだよね…。

オススメは「黒髪ストレンジャー」「」など。

ノスタルジック-ロジック

東京都内で活躍中のインディーズロックバンド。

歌謡ロックというとある意味変則的なバンドが多いが、このバンドは直情型のかっこよさがある。

後で紹介する"ちばんど"と和ロックのイベントを共同開催していて、これからシーン全体を盛り上げてくれることを期待。

オススメは「その女、新宿にて」など。

ヴィジュアル系

ヴィジュアル系と一口に言っても、様々なジャンルの影響を受けた多種多様なバンドが存在する。

楽曲だけでなく、見た目やアルバムで独自の世界観を表現するバンドが多いように思う。

その中で、歌謡曲のようなレトロさや哀愁を持つバンドを挙げてみた。

メリー

ヴィジュアル系歌謡ロックといえばまず彼ら!

コンセプトは"エログロ"と"哀愁歌謡"のヴィジュアル系ロックバンド。

最近のアルバムでは激しい曲も多く、コンセプトを見失わずに様々なタイプの楽曲を発表する稀有なバンドだと思う。

オススメは「さよなら雨」「クライシスモメント」など。

ムック

特に初期の曲はKORNが哀愁を増したような、徹底的に重苦しい歌謡ヘヴィーロックがたまらない。

現在はエレクトロっぽい曲が多く、歌謡曲のようなメロディーはあまり無くなってしまった。

アルバムでいうと"鵬翼"あたりからだと聴きやすいかな?

オススメは「サル」「未完の絵画」など。

シド

初期はムード歌謡に近い楽曲が多い。

オススメは「青いレンガ」など。

SEX-ANDROID

白塗りに白衣を着た特徴的なルックスで、"医者ロック"を名乗っているらしい。

意外にメロディーがキャッチーで、すんなり聴けてしまうのが不思議。

オススメは「メンタル日和」など。

マグヴェリー

コミック要素も強い、ライブで盛り上げるバンドのようだ。

あえて歌謡曲のもつ(ある意味での)ダサさを強調し、親しみやすくのりやすいバンド像を作っている。

こういうバンドは面白いのでもっと増えて欲しいなあ…。

ヴィジュアル系かどうかは微妙だけど、かといって他のジャンルでも違和感あるので許してね。)

オススメは「横濱純情物語」など。

③ジャズ歌謡

謡曲のメロディーをジャズに乗せて歌うスタイルで、昔からこういうバンドは多かったらしい。

女性ボーカルの色っぽさを強調したアーティストが多い印象。

また、こういう音像で男性ボーカルだとなぜかヴィジュアル系の範疇に含まれるバンドが多い。

ジムノペディ

ロック、ジャズ、スウィング、ファンク、ラテン、昭和歌謡、ムード歌謡を織り交ぜたロックバンド。

紹介しているバンドの中でも特に哀愁のあるメロディーや歌詞が特徴。

既に解散してしまっているが、このバンドの元メンバーはそれぞれ別バンドで活動されているようなので注目したい。

オススメは「ジェリー」「恋じかけのワルツ」など。

EGO WRAPPIN'

おそらくこのジャンルでは最も有名なバンドだと思う。

歌謡ロックファンとしてはちょっと前のアルバムのほうが哀愁があってオススメ。

オススメは「くちばしにチェリー」など。

倉橋ヨエコ

弾き語りをメインにジャズ、歌謡曲、ロックなどを取り込んだ独特の音世界。

さらっとドロドロしたことを言う、ネガティブな歌詞も特徴。

声も特徴的で、一度ハマると抜け出せなくなってしまうだろう。

オススメは「恋の大捜査」「夜な夜な夜な」など。

小島麻由美

日本のシンガーソングライター。

こういうジャンルはセクシーなアーティストが多いが、オンナノコ的なかわいらしさすら感じるイメージ。

謡曲的な哀愁ももちろん併せ持っている。

オススメは「結婚相談所」など。

浜田マロン

昭和歌謡のような楽曲で、妖艶なイメージやヤサグレた雰囲気を感じる。

もうすぐ1stアルバムが発売されるらしいので要注目。

オススメは「午前0時の地下劇場」など。

④パンクロック/ハードコア

パンクの疾走感と歌謡メロディーの哀愁を兼ね備えたバンドが多い。

Hawaiian6以来、パンク・ロックにもこのような哀愁をぷんぷん発散するバンドが出てくるようになった。

彼らは英語詞だが、これから紹介するバンドは基本的に日本語詞である。

9mm Parabellum Bullet

テクニカルなカオティックコアに日本人らしい哀愁歌謡メロを導入し、幅広い層に人気のバンド。

たまにメタルっぽい曲(例えばEndless Game)も演奏する。

オススメは「新しい光」など。

梅毒世界汚染

哀愁メロディーを奏でつつ、シャウトも繰り出す北海道のハードコアバンド。

アルバムが欲しいけどどこで買えるのかわからないので情報募集中。

ライブ映像 - 梅毒世界汚染@20100411苫小牧ELLCUBE

UNLIMITS

女性ボーカルエモバンドで、疾走感あふれる哀愁が特徴。

このバンドを気に入ったならHawaiian6WRECKingCReWも聴いてみるといいかも。

オススメは「月明かりサイレース」など。

(・THE BACK HORN)

①でも紹介したが、特に初期は疾走感があってアツい!

プログレッシブ・ロック

クラシックや民謡などの影響を受けた前衛的な表現が特徴のロック。

プログレの持つ哀愁は歌謡曲とも相性がいいはず…と思うものの門外漢なのでよくわからない部分が多々…。

イタリアン・ラブ・ロックも歌謡曲に通じる哀愁をもつようなので、その辺も探っていきたいなぁ…。

Pageant

ほの暗い歌謡メロディーが特徴のシンフォニック・プログレ

浪漫座別館や夜来香など、このバンドの人脈を現在も活躍されているようなので調べてみたい。

オススメは「グレイの肖像」など。

⑥ハードロック/ヘヴィーメタル

歌謡ロックの持つ哀愁は、ヘヴィーメタルの持つ"クサさ"に近いものがあるだろう!

しかし意外に「これぞ歌謡メタル!」といえるバンドはあまり無く、和風の要素を取り込んだバンドがちらほらある程度。

人間椅子

東北民謡のおどろおどろしさを持つハードロック/ヘヴィーメタルバンド。

バンド名の由来は江戸川乱歩の小説のようで、怪奇的な楽曲も多い。

BLACK SABBATHKing Crimsonの影響もあり、幅広い楽曲があるのが魅力的。

オススメは「幽霊列車」「幸福のねじ」など。

五人一首

和風な世界観を持つプログレメタルバンド。

音作りは現代的。

オススメは「人媒花」など。

あさき

音ゲー使われている曲には和風の音楽が多い。

その中でも、彼の曲は和風でダークな世界観をもつプログレメタル(自称"京都メタル")を演奏しているのでオススメ。

ヴィジュアル系ファンもチェックすべし。

オススメは「赤い鈴」など。

同人音楽

マチュアの有志が自らの"音楽サークル"を通じ、コミックマーケットやM3などのイベントで頒布している。

民族音楽やゴシック、メタルなどのマニアックなジャンルも多く、また他ジャンルとの交流も多く面白い音楽がたくさんある。

そんな中にも歌謡ロックに通じる哀愁をもつサークルも少なからずいる。

すぐに過去作が絶版するため、気になったら早めに購入するのが吉。

MiddleIsland

ハスキーな女性ボーカルや、様々なジャンルに影響を受けた音が特徴。

歌謡パワーメタルともいえそうな力強い曲も多い。

オススメは「後悔曝獣」「-PSY-」など。

Absolute Castaway

中恵光城率いる和風ファンタジー・ロックバンド。

オススメは「とおりゃんせ」「恋歌宣誓」など。

六弦アリス

和をコンセプトにしているわけではないが、ゴシックやプログレメタルなどの影響を受けた哀愁のある楽曲が魅力。

メロディーに哀愁がありつつも、同様のアーティストに比べて圧倒的にキャッチーで聴きやすい。

そういう意味ではヴィジュアル系バンドのJanne Da Arcに近い感覚がある。

オススメは「緋のローレライ」「回転木馬は逆回り」など。

実験台モルモット

同人音楽に分類していいか分からないが、以前M3に参加していたのでとりあえずここに。

男性ながらハイトーンで柔かいボーカル、ヴァイオリン、後ろ向きでどこかコミカルな歌詞など、個性的なバンド。

ZADABAKや霜月はるかのような民族音楽の要素も少なからずあるのかもしれない。

オススメは「世界の終わりゴッコ」など。

⑧その他のジャンル

"歌謡ロック"には他ジャンルにも増して個性的なバンドが多い。

上記のジャンルに収まらない、強いアイデンティティを持つバンドをここにまとめた。

女王蜂

ルックスから何から何まで強烈すぎてなんて紹介すればいいのかわからない。

謡曲やディスコ、パンクがあわさったサウンドで、独特の存在感がある。

オススメは「火の鳥」など。

キノコホテル

昭和大衆歌謡の影響を受けた色っぽいガールズ歌謡ロック。

オススメは「もえつきたいの」など。

チャラン・ポ・ランタン

アコーディオン弾きの姉と小節をきかせて歌う妹の姉妹ユニット。

ヨーロッパ民謡なども歌い、非常にノスタルジー。

ワールドミュージックファンもぜひぜひ聴いてみるとよいでしょう。

オススメは「人生のパレード」など。

浅草ジンタ

歌謡ロックというとおしゃれなバンドも多いが、彼らはとても土臭いブラスロックを演奏している!

民謡の要素も多々あり、浅草を拠点にグローバルな活動を行なっているらしい。

余談だが、浅草の"音のヨーロー堂"という歌謡曲専門店には、このようなロックのCDも多数あるので一度行ってみよう。

オススメは「運命」「和ヲ」など。

ちばんど

演歌歌手ちばゆき率いるロックバンド。

バンドメンバーそれぞれが非常に力強い唄と演奏と聴かせる。

オススメは「余命コースター」「お祭り」など。

MUSHA×KUSHA

蟲役者(ダンスメンバー)を擁する妖しい個性派バンド。

ミクスチャーロックのような先の見えない展開、歌謡曲のような哀愁のあるメロディーなどが魅力

オススメは「ろくでなし」「アイナイッテイエソウ?」など。

あとがき

全体的にえらそうな文章でスミマセン。

いろいろツッコミどころが多い記事なのでコメントでツッコんでくれたり、他にいいアーティストがあれば教えていただけると嬉しいです。