活動40周年を迎えた谷山浩子さんの18年ぶりのシングル。
この"同じ月を見ている"はNHKラジオ深夜便でオンエアされている曲です。
熱心なファンはアルバムを聞くからと、長らくシングルが出されていなかったのですが、
リスナーからの問い合わせが多かったことからCD化されたようです。
タイトルトラック"同じ月を見ている"はシンプルなピアノ弾き語り曲。
どちらかというと、曲より歌詞を聞かせるメッセージソングといえそうです。
歌詞も貼っておきますね。
遠くの人に思いをはせる、現実のふとした瞬間を描いた歌です。
(吉凶問わず)夢のような幻想的な曲も多いのですが、今回はそういう感じではないです。
そういう意味で、直前に発売されたROLLY&谷山浩子のからくり人形楽団と正反対です。
彼女の代表曲のひとつ"銀河通信"とあんまり変わらないのでは?という声もあるようです。
たしかに似たテーマの曲ですが、私はこの二曲にちょっと違う印象を受けました。
"銀河通信"はラジオ、"同じ月を見ている"はインターネットのイメージだと(勝手に)思っています。
だってTwitterでよく話す人や、好きな文章を書いている人とかでも、一生会わない人たちって多そうじゃないですかヽ(^〜^;)ノ
同じものを見ていたり、同じものが好きだったりしても、顔を合わせることはないだろうなーとか。
さて、このCDにはNHKみんなのうたで有名な彼女の代表曲も収録されています。
"まっくら森の歌"と"恋するにわとり"の二曲で、聞き覚えのあるという方も多いはず。
ラジオリスナーへの名刺代わりに、ということなのでしょう。
◆こんな人にオススメ!
曲を聞いて歌詞が気に入ったらどうぞ。
私は歌詞はあまり気にしないタイプなのですが、この曲の歌詞はなんか好きです。
代表曲が二曲も入っているので谷山浩子初心者にもオススメ…と言いたいのですが、
それならベスト盤の"白と黒"を聞いたほうが早いんじゃないかと思います(^^;
元々ファンの方には新曲が1曲しか無いのでアレだし、
新しく聞きたい人にはベスト盤のほうが…、ということでなかなかオススメしづらいんですが、
歌は素晴らしいので損はしないと思います!