今私は小さな魚だけれど

ちょっぴり非日常な音楽を紹介するブログです

【メモ】夏も冬もJ-POPも電波ソングもマシンガン

こんな記事がありました。最近のj-POPがものすごく高速化しているって話。

2010年代に入ってのJ-POP、特にロックフェスの現場とかアイドルの現場を見てると、テンポに対する感覚が明らかに変化してきている。端的に言うと、どんどん高速化してきているんです。結果、BPM120~130代ですら「ゆったり」「しっとり」に思えるような感覚がオーディエンスの間に育ってきている。

milktubが「BPM180以下はバラード(190とか200とか聞いたことも)」って冗談交じりに言ってたのは今は昔、早いテンポの楽曲は今ではもう珍しくありません。

それでアイドルソングの例として挙げられていたのが私立恵比寿中学の「ザ・ティッシュ〜とまらない青春〜」。ヒャダインこと前山田健一さんっぽい曲だな~と思ったら実際彼の作曲でしたw

私立恵比寿中学「ザ・ティッシュ〜とまらない青春〜」Music Video

そういえば電波ソングも高速化している気がします。例を挙げると、みんな大好き「キルミーのベイベー」はBPM20らしいですし、あべにゅうぷろじぇくともここ数年はテンポの早い楽曲ばっかりです。

【キルミーベイベーOP】キルミーとベイベー

ぴすとっ☆ PVアニメーション

「東方・IOSYS」チルノのパーフェクトさんすう教室 フル編集に歌詞字幕

電波ソングのむちゃくちゃなテンポ感がニコニコ動画等を通して他ジャンルに伝わったという説もあります。以前、サエキけんぞうさんが「ももクロでメジャー化した「電波系」音楽はIT時代が生んだ日本発のパンクだった!?」という記事でこのようなことを言っています。

 そうした電波系のエッセンスが今、J-POP界を席巻しつつある。ももいろクローバーZ「Z伝説~終わりなき革命~」や私立恵比寿中学「ザ・ティッシュ~とまらない青春~」といったBPM(テンポ)が速い曲が、音楽ジャンル「電波系」の雰囲気をよく出している。両方とも、ヒャダインの作詞作曲編曲によるものだ。

 ヒャダインは、もともとプロの編曲家出身だが、勃興する同人系、ニコ動系といわれる音楽性をよく吸収し、圧倒的なビュー数と支持を得てブレイクするに至った。

ですが、電波ソング自体も元々はそれほどテンポの早い曲ばかりではなかったはずです。電波ソングの代表的な楽曲といわれる「さくらんぼキッス~爆発だも~ん~」はBPM136くらいです。この辺のツッコミは↓の記事に昔まとめました。

【メモ】電波ソングの起源についての一考察~萌えと悪ふざけとアイドルポップの系譜~

KOTOKO / さくらんぼキッス ~爆発だも~ん~

どの時期から「高速化」し始めたのか、電波ソング…というかボーカロイド前山田健一さんの楽曲などがJ-POPの高速化に影響があったのか、など考え始めたら面白そうです。文系の大学生は卒論にでもしてください。

全然関係ありませんが、最近「任意ラヂヲ OpeningTheme」が聞きたくてCDを買ったら任意ラヂヲにハマってしまいました。イントロのぽわ~んってしたシンセ音がかわいいですね。

何もかも高速化してカゲキな感じの曲が多くなると、こういう音とかが懐かしくなりますね。

任意ラヂヲ OpeningTheme Full Version【Dance×Mixer】

逆に今ギャラクシーエンジェルの曲とか聞いてる人がロックなんじゃないでしょうか?と思わないでもないです。

ギャラクシー☆ばばんがBang!

なんか後ろ向きな感じになってしまいましたが、多分10年後にテンポの遅い曲が流行ってたら「2010年代の楽曲はテンポが早くてブチ上がったものじゃ…」と懐かしんでいると思いますw まあいま興味持ってる音楽を楽しみましょう。

【みずいろ】冬もマシンガン It is machine-gun on Winter too.

↓タイトルの元になったツイート。