最近、歌謡ロックにぞっこんなのでこっちはあまり書くことないかな…
というわけで、今週は気になった音楽関連の記事をいくつかメモしておこうと思います。
法華経×サンバ?『邦楽ディスクガイド』紹介記事
最初はコレ、10年以上前に発売されたという『邦楽ディスクガイド』という本の紹介記事です。
単なる古臭い音楽ではなく、色々とヤバイ曲が紹介されているようです。
かっこいい邦楽を集めてみた。現代邦楽を中心に。『邦楽ディスクガイド』 ホッテントリ入り記念。記事に入れなかった楽曲紹介。まずは貼ってよ!という声が強かった伊福部昭の「吉志舞」 n11books.com/archives/26842… nicovideo.jp/watch/nm4180674
— Book news (@n11books) April 18, 2013
この記事で印象的だったのが、最初に紹介されているこの曲。
なんと『法華経とサンバのコラボ』というわけのわからない融合モンスターです。
荘厳なお経の裏で、なぜかノリノリのサンバが流れており、異様な雰囲気です。
さらに『この記事が気になったらこちらも!』という感じの記事。
こちらもいろいろと面白いアレでした。
今日の『邦楽ディスクガイド』で紹介した「法華経×サンバ」に反応している人は、「大本教の出口王仁三郎の祝詞をトランス風にリミックスした」音源を貼ったこっちの記事もどうぞ→能勢伊勢雄『新・音楽の解読:誰も教えない音楽史』は音楽的魔導書 n11books.com/archives/26119…
— Book news (@n11books) April 18, 2013
NSBM(国家社会主義ブラックメタル)本紹介記事
ブラックメタルの中でも、反キリスト教主義、ナチズム、白人至上主義などを掲げるサブジャンル。
そのイタリア語の本について日本語で解説している記事です。
『世界軍歌全集』の辻田真佐憲さんがイタリアで刊行されたNSBM(国家社会主義ブラックメタル)本について解説しています ow.ly/kfDVa
— ハマザキカク (@hamazakikaku) April 20, 2013
私はNSBMどころかブラックメタルも全く詳しくないのでこれくらいにしておきます。
思想的にもやばそうですし…。
ただ、以前ギリシャのWolfnachtというNSBMバンドの曲がかっこ良くて耳に残っています。
YouTubeの動画でも、
『次のコンテンツは、見た人を不快にさせる、または不適切な可能性があると YouTube コミュニティが特定したものです。ご自身の責任において閲覧してください。 』
って警告が出てきますが…。
『ヘヴィーメタルと大衆文化に関する国際会議』
なんとヘヴィーメタルについての学術的な会議が開かれたようです。
ヘビメタ国際会議─学者らが黒Tシャツで真面目に議論 - WSJ.com on.wsj.com/10X12LF
— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) April 15, 2013
いろいろと面白い(?)話がされたようで、例えばコレ。
国際会議では、音楽学の研究者らが、いわゆる「デスメタル」のシンガーの深いうなり声を徹底研究し、息を吸う叫びと息を吐く叫びの違いを実証したり、メタルファンのほとんどは技巧を嫌っているにもかかわらず、一部の「スピード」メタルバンドがひそかにコンピューターを使って超高速ドラムを再現している事実を明かしたりした。
ちなみにHeavy Metal Musicで論文を検索すると、15,953件ヒットします(執筆時)。
JSTOR: Search Results "Heavy Metal Music"
この中には金属の話など無関係のものも混ざっているとは思いますが、それでもけっこうな量です。
そういえば以前、ヘヴィーメタルについて研究した卒業論文が話題になったことがあります。
歌詞や歴史の分析を通じ、『メタルは悪魔の音楽ではなく、悪魔のモチーフを使って、他のポピュラー音楽では取り上げられないような刺激的な題材を取り上げられる』という要旨です。
平成19年度 卒業論文 ヘヴィ・メタルが映し出す現実 ―悪魔と手を組んだ音楽に潜む本質― intl.hiroshima-cu.ac.jp/~hikeda/yuki-s…
— 黒めだか (@takeshi0406) January 25, 2012
こういうことを考えるのって楽しいですよね。
熱心な研究者からも、何か面白いテーマや話題が出てくることを期待しています。