今私は小さな魚だけれど

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【歌謡ロック】福岡のジャジー・ハードコアIZP、新曲"The Belief"をiTunes配信

レトロで和風なロック・ポップスの最新情報などをまとめる週刊『歌謡ロック』

歌謡ロックbot(@kayourock)に集まった情報の中から要注目なものをピックアップしてお届けします。

福岡のジャジー・ハードコアIZP、新曲"The Belief"をiTunes配信

福岡のハードコアバンドIZPの新曲"The Belief"が5/29よりiTunes配信開始。

叙情的なハードコアに、要所要所でジャズの要素を取り込むスタイルは他に類を見ないものでしょう。

"歌謡"ではないでしょうが、哀愁・激情好きな歌謡ロックファンの琴線にも触れる楽曲だと思います。

ジャジー・ハードコアという表現でいいのかもわかんないですけど。

激ロックさんに新曲・ボーカル交代についてのインタビュー記事がアップされています。

IZP "The belief" (OFFICIAL MUSIC VIDEO)

前任ボーカルkentaさんの時期の音源"失くした記憶"のPVもどうぞ。

こちらは"The Belief"よりさらにジャズの要素を感じられます。

"IZP" 『失くした記憶』 PV

知らない方のために、公式のバイオグラフィーも載せておきます。

2003年結成以降、福岡県行橋市を中心に活動を開始する。

叙情的な切ない雰囲気を基に、ジャズ、ロック、ハードコアなどを見事に融合させ、今までに無かった新たなジャンルを産み出すIZP。

メンバーの確かなスキルと、感情を爆発させる疾走感溢れるライブは近年磨きがかかり、大きな反響を得ている。

2007年、EP「散りゆく時代」を発売。それを気にZESTONEと契約が決まり、2009年8月に1stmini album “未完成な世界”リリース。また、リリースに伴い全17箇所の全国ツアーを行う。

2010年1月にはLOSTとのSPLIT SINGLE“aNEVER FORGET THE FIRST IMPULSE”を1000枚限定で無料配布。STM onlineでは2010年1月、2月の総合ランキングで1位になり配布から2ヶ月で1000枚配布を終了する。

同年8月に北九州小倉WOWにてワンマンライヴを開催し120人を動員する。

12月には横浜の雄within the last wishとSPLIT EP「時代を問い掛ける存在の証明」リリース。

リリースに伴い全14箇所の全国ツアーを行う。

2012年9~11月にかけて「IZP LIVE STYLE 2013 」と題した東名阪ツアーを行う。

ツアーファイナルとなる北九州小倉WOW!にて行われた「IZP ONEMAN LIVE-The Incomplete world-」ではソールドアウトする。

このLIVEでVo.kentaが脱退し活動休止となる。2013年4月から始まる「UNTITLED FEST. CIRCUIT TOUR 2013」から活動を再開する。

出典:biography | IZP Official Web SIte

ジャパニーズ・メタル、Light Bringerの新曲MV公開

日本のプログレッシブメタルバンドLight Bringerが新曲HyperionのMV公開。

非常にキャッチーでポップ、(良い言い方か分からないですが)アニソン的な親しみやすさは相変わらずです。

陰陽座黒猫を彷彿させる、Fukiさんの力強いボーカルも印象的なバンド。

Hyperion(フル)/LIGHT BRINGER

ノスタルジック-ロジック、メジャーデビューアルバム予約開始

ノスタルジック-ロジックのメジャーデビューアルバムUNITEDAmazon等で予約開始。

また、7/22(月)に渋谷REXでレコ発ワンマンライブが開催されます。

UNITED(Amazon.jp)

参照:【歌謡ロック】ノスタルジック-ロジック、メジャーデビュー&レコ発ライブ決定

http://sakana38.hatenablog.com/entry/2013/04/21/122638

ノスタルジック-ロジック「砂時計」Live

関西の気になる野外フェス/イベントまとめ

関西のバンド・ライブ情報を紹介するTwitterアカウント@kansai_bandさんによる気になるリツイート

「関西の面白そうなライブ情報を独断と偏屈でお伝えします」というページだそうです。

SUMMER SONIC 2013にTHE BACK HORN初出演

面白い音楽記事紹介~江戸風エルヴィス・プレスリー、テンポの早い平安雅楽~

面白い音楽記事を見つけたので紹介します。

紹介したい記事:和楽器とオーケストラ、奇跡の融合 | 音巡り

http://maniacmusic.info/archives/449

想像もしないようなジャンルの組み合わせで素晴らしい音楽が生まれることがあります。

現在BS朝日で放送されている「題名のない音楽会」。

この番組で和楽器とオーケストラによる演奏が放送されました。

それもロックを演奏し、歌は長唄調。

監獄ロック(Elvis Presley

タイトルは「伝馬町総踊」と改められています。

歌詞は日本語(江戸風)に書き換えられているのも注目です。

【ニコニコ動画】【監獄ロック】 伝馬町総踊 【Jailhouse Rock】

他にも"Smoke on the water"、"We will rock you"のカバーも紹介されています。

関係ないですが、日本語訳カバーといえば王様を思い出しますね。

ついでながら、もう一つ紹介したい記事。

平家物語の音楽─平安・鎌倉時代の雅楽はこんな曲!? ─ (日本伝統音楽研究センター)

http://w3.kcua.ac.jp/jtm/archives/takuwa_gakudan/openschool.html

雅楽というと、非常にゆったりとした、難解な音楽だと私も思っていました。

ところが、平安時代の雅楽は今のものとかなり違ったものだった、という研究もあるそうです。

今お聴かせしたような、極めてゆったりとした雅楽を聴いて、平安貴族の雅な文化を想像される方は、多いとおもいますが、このような音楽となったのは、実はもっと後の時代のことで、平安時代鎌倉時代室町時代、つまり中世より以前の時代の雅楽は、今の雅楽とは全く違う音楽だった、という研究があります。その草分けがイギリスの音楽学者ローレンス・ピッケン(Laurence Picken 1909~2007)です。彼は、今の雅楽のゆったりとした音の進行のなかに、舶来した当時の大陸的・歌謡的なメロディーが潜んでいることを発見しました。すなわち、雅楽は、千年以上の歳月をかけて、何倍も、曲によっては10数倍も “まのび”したというのです。

その当時の早いテンポで再現したのが次の動画。

楽曲の一部のみですが、とても情緒的・感情的なメロディーが垣間見えます。

雅楽 想夫恋~平安時代末期・鎌倉時代の古楽譜にもとづく再現~(拍子二まで)

当然、どちらが良いとは一概には言えないでしょう。

私はメロディアスなほうが好きですが、以前ドゥームメタル好きな方が(今の)雅楽はクるからイイみたいに言ってました。

このように、平安時代前期に大陸から輸入された娯楽音楽としての雅楽は千年の歳月のあいだに、次第に遅くなり華麗な技巧的奏法をすて、高度に洗練された結果、人間的情感を超越した音楽へと変貌しました。それは、外来の娯楽的・民謡的な音楽であった雅楽を、日本人が千年以上かけて磨きに磨き上げてきた結果であり、世界に類例のない音楽様式です。

とにかく、こうした研究が進み、日本の伝統音楽が注目されるようになってほしいものです。

また、いろいろな楽しみ方ができるようになれば、日本から面白い音楽がもっと現れてくると思います。

(個人的にも全く詳しくないので注目していきたいです)

そうして、日本独自の、伝統音楽×ロックなめちゃかっこいいバンドが出てきてほしいです。

例えばイスラエルOrphaned Land、台湾のChthonicみたいに(メタルばっかですが)。

Orphaned Land - "Sapari" - SXSW 2010 Showcasing Artist


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