レトロで和風なロック・ポップスの最新情報をまとめる週刊『歌謡ロック』!
歌謡ロックbot(@kayourock)に集まった情報の中から要注目なものをピックアップしてお届けします。
フィンランドの和楽器ヘヴィーメタルを通じて、日本でも自国の伝統楽器や唄を演奏するかっこいいバンドが出てきてくれないかな~という記事です。
まず、フィンランドのWhisperedという和楽器メタルバンドが「フィンランドからまた変なメタルバンドが来るwwwwwwwwww KABUKI METALだってwwwwwwwwww やべえwwwwwwwwwwwwww」と話題になっていた件について。
フィンランドから変なメタルバンドが来日 なにこれw http://t.co/9J7sJDIoxS
— ガハろぐ (@gahalog) September 21, 2013
彼らはメロディックデスメタルに和楽器を取り入れたバンドで、サムライ等の日本文化をコンセプトにした楽曲を作るバンドです。和楽器をちょこちょこと入れて"和風ロック"と言ってるようなバンドもいますが、彼らはかなり大胆・積極的に和琴などの日本の民族楽器を取り入れており、ヘヴィーメタルとしての完成度も高いです(そういう意味では台湾のChthoniCに近いものがあるかもしれません)。
ニコニコ動画にあった動画の紹介文が端的で分かりやすいのでご紹介。
from"Thousand Swords" フィンランド産キラキラ系メロデス「ウィスパード」 ジャケットを見てわかるようにコンセプトは「牛若丸と弁慶」です。北欧メロディックデスを主体に和楽器や日本語を取り入れたサウンドが特徴です。
出典:Whispered - Blindfold ‐ ニコニコ動画(原宿)
実際かっこいいPV。最初に日本語のナレーションからも、彼らの日本通が窺い知れます。
WHISPERED - JIKININKI (OFFICIAL VIDEO)
民族音楽や民族楽器を導入することは、ともすれば「ダサい」「古臭い」「コミックバンド的」と思われかねません。特に、日本人で、英語圏のバンドの影響が強いヘヴィーメタルといえばなおさらでしょう。Whisperedのようなバンドが国内からではなく海外から出てきたのもある意味納得がいきます。
しかし、国内の「和ヘヴィーメタル」のバンドは(数はやや少ないですが)かっこいいバンドもけっこういます。そのようなバンドをまとめて紹介しようというのがこの記事のコンセプトです。
参考URL等
手前味噌ですが、歌謡ロックのNAVERまとめ記事にHR/HMバンドにの紹介があります。
和風メタルやって知名度とクオリティ両立出来てたのってGargoyle、人間椅子、陰陽座、五人一首、凶音、天狗桜くらいか
— オカベユータ@Virginhate (@ytmn) September 21, 2013
↑だいぶ参考にしました。
Gargoyle
日本のスラッシュメタルバンドで、ヴィジュアル系の先駆者的な存在としても知られるバンドです。ギタリストの屍忌蛇さんが在籍していたことも有名です。
派手なヴィジュアルと重厚且つハードで土着的、ジャンルに囚われないヘヴィサウンド、ヴォーカルの栩原”KIBA”和久(とちはら”きば”かずひさ)氏のカリスマ性、独特の宗教観・哲学・言霊的日本語詩で一時期は第二のXなどと言われて、インディーズでは爆発的な人気を誇っていた。一時メジャーデビューしたが、現在はインディーズで活動中。
Gargoyle official web site 零細胞
人間椅子
和風ヘヴィーメタルバンドといえば彼らは外せないでしょう。怪奇的な楽曲が多く、日本文学や妖怪や、はてはクトゥルフ神話などをコンセプトにしています。
1987年に青森県弘前市出身の和嶋慎治と鈴木研一によって結成された。ブラック・サバスなどの70年代ブリティッシュ・ハードロックのサウンドに、日本語の歌詞を載せた独特の音楽性を特徴とする。
Ningen Isu - RASHOMON(人間椅子 羅生門)
陰陽座
和をコンセプトにした女性ボーカルメインのメタルバンド。英語のサイトでは彼らのような「和風」のバンドもフォークメタルとして扱われることが多いです。
日本の歴史や文化をテーマにした世界観が首尾一貫として有り、歌詞も古語を多用し、外国語は極力使わない(例外はある)。メンバーは平安装束のような衣装を着ているが、その日本的な世界観のコンセプトに基づいたものである。そういった外見や世界観が先行しがちだが、サウンドはツインギターを擁し、様式美を感じさせる正統派のヘヴィメタルである。
六三四Musashi
アニメ『NARUTO -ナルト-』や、数々のTV番組の和風で勇壮なBGMを担当していたバンドです。キーボーディストの高梨康治さんは現在アニメ・特撮物などのサウンドトラック、主題歌などを数多く手がけており、そちらでも時折和楽器をフィーチャーした楽曲を聞くことができます。
1991年から活動している日本の伝統楽器と、ギターやベース等の海外の楽器で演奏するインスト中心のロックバンド。海外での評価が高いことで知られている。現在はメンバー個々の活動が主となっており、グループとしての活動は休止状態が続いている(バンドというよりは、ユニット的活動となっている)。「六三四」の名は、「六」はギター、「三」は津軽三味線、「四」はベースの弦の数が由来となっている。
五人一首
和の世界観を持つプログレッシブメタルバンド。「静」と「動」、叙情的で静寂なパートと凶悪なデスメタルの対比が特徴です。
1996年11月に前身バンド「WWW」のメンバー百田、藤代、松岡の三人が集まり結成されたプログレッシブメタルバンド。 民話や神話伝承を元にした歌詞世界と、デスメタルとプログレッシブロックを融合させたヘヴィ・サウンドが特徴。バンド名の由来は「五人で一つの唄を詠む」ことから。
Gonin-Ish - Jinbaika - YouTube
あさき
KONAMIの音ゲーなどの音楽を手がけるミュージシャン。和風でダークなプログレメタル(「京都メタル」を自称)が多いです。また、歌い方やダークな世界観がヴィジュアル系とも共通する部分が多く、そちらのファンにもおすすめです。
あさき名義で発表する楽曲は、作詞・作曲からボーカル、ギター、ベースまでシンガーソングライターとして一人でこなす(ドラムは打ち込みを用いているが、例外については神曲を参照)。それらの特徴として、長い前奏、暗い雰囲気のメロディ、独特の世界観を持った歌詞が挙げられ、それらからヴィジュアル系と形容されることもあるが、本人自身が『ヴィジュアルではなく京都メタル』『湿っぽい感じのフォークソング』『プログレメタルに近い』と述べている。
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