今私は小さな魚だけれど

ちょっぴり非日常な音楽を紹介するブログです

【LSDj】ゲームボーイでDJをする(PDCA編)

ゲームボーイで曲を作ってミキサーに繋いでDJしたい」というコーナーです。これまでの記事で、「改造ゲームボーイ実機を用意する」「耳コピを始める」ところまで来ていました。

最初に私自身は当初、「ピアノを習っていたことがあり、楽譜やコードもある程度わかる」「DJも一応できる」「作曲や楽器のことは分からない」という状態でした。今でもまだ勉強中で「途中経過を記録」しているだけなので、数週間後には言ってることが全然変わってるかもしれません。

また、一応「(自分の興味のある分野で)新しい分野に取り組むときに必要な勉強方法を学ぶ」という真面目な動機もあります。

コードに代わるものを求めて

通常、作曲ならコード理論を学べと言われることが多いと思うのですが、ゲームボーイファミコンは3和音(+ノイズ)しか使えないため、コードを覚えてそのまま使うことはかなり辛いです。(実は高速アルペジオでコードを表現する方法はあるものの、個人的に「ちょっと違うかな」と思ってやっていません)

また、なんとなくですが「楽曲をチップチューンアレンジするにしても、そのままコピーするのではなく対応できる音でデフォルメする必要があるんじゃないか」と感じています。

そこで今は「(一音しか出せない)管楽器三重奏アレンジの楽譜を見て打ち込む」という方法で感覚を掴もうとしています。ブックオフで良い本が無いか探しました。

トロンボーン デュオでも! トリオでも! 楽しくアンサンブル

トロンボーン デュオでも! トリオでも! 楽しくアンサンブル

ピタゴラスイッチの曲です。元々リコーダーの音で作られた曲なので、音数が少なく自然に響きます。

逆にギターやピアノ等のアレンジはあまり参考にならないようです。個人的にピアノに親しみがあるんですが、「今左手で3音出してるけどその音出せないんだよ」と悲しくなることが多いです。

ちゃんと理論を学ぶなら和声学や対位法と呼ばれるジャンルになるようです。ドラクエのBGMを作曲したすぎやまこういちさんが「3トラックあれば充分」と言っていたそうですが、それは彼がクラシック出身だからかもしれません。

一応、対位法の入門書も買ってみました。とはいえ、本をめくりながら気になった曲を打ち込んでみているだけですが。

名曲で学ぶ対位法 書法から作編曲まで

名曲で学ぶ対位法 書法から作編曲まで

音作りはシンセサイザーの本で

前回の記事で「国内外のLSDjミュージシャンのYouTube動画を見ながら勉強している」と書いたのですが、「たしかにこのパラメータにするといい音になる」「ただ、自分で音を調整したいときにどうすればいいか分からない」ような状態でした。

このような悩みはシンセサイザーの本を読むことである程度解決しました。松前公高さんの本など、Kindle Unlimitedに登録していれば無料で読めるのでありがたいです。

「20年後でも通用する内容を目指した」と書いてあり、機材に囚われない内容です。矩形波三角波、ノイズなど各波形の特徴や、エンベロープADSRで音を調整するノウハウは、LSDjでTableを操作するときにも使える知識でした。

こちらの本では、「テクノの各サブジャンルに特有な音色をどう再現するか」ということに特化しています。名盤紹介のコラムも充実しているので、少しずつ掘っていこうと思います。

今自分がLSDjで悩んでいることも、シンセサイザーを使うテクノミュージシャンが何十年前かに通った道なのかもしれません。それを押さえた上で、チップチューン特有の工夫を学ぶのが良さそうだと感じています。

gigantext: 少ない音数で頑張る方法(chiptune)

作ったもの

とりあえずSUUMOの曲を耳コピ(というのは大げさですが…)しました。まだまだですが、しばらくは短い曲をガンガンコピーしてレベル上げていきます😆

勇気をくれたもの

必須ではないですが、チップチューン関連で勇気をくれるのでおすすめしたいものです。

Silver Surfer

NES(海外版ファミコン)のクソゲーとして有名なソフトです。いろいろと詰まった時プレイすると、素晴らしいBGMと理不尽な殺し方してくれるのでちょうどいい気分転換になります。

sakana38.hatenablog.com

Psycho Somatic Generation

ファミコンチップチューンで有名なchibitechさんの最新アルバムです。ファミコン時代のいろいろなゲーム会社の音楽をオマージュして作られたアルバムで、「シンプルな音でも良い音楽が作れる」と教えてくれます。

chibitech.bandcamp.com

ギャル電

電子工作ギャルユニットです。ゲーム機を修理して「こんな雰囲気ではんだ付けしていいんだろうか」って悩んでいるとき、野生のPDCAというワードに大いに勇気づけられました。

careerhack.en-japan.com