プログラミングをするとき、私はオタク向け電波ソングを聞いています。 その中からプログラミングを扱っていて、特にテンション爆上げな楽曲をご紹介します。
こちらの2015年の記事の続編で、ここ4年で発表された最新の楽曲がメインです。
残念なことに、オタク・プログラマーですら、電波ソングに関しては2000年代で時が止まっていることが多いです。私自身はオタクと呼ばれるべきレベルではないのですが、今回はあなたを最新の「電波ソング」の世界にお連れしようと思います。
でんじゃらすきゅーとはっかーレインちゃん
ゲーム『月の彼方で逢いましょう』のキャラクターイメージソングです。先週YouTubeに視聴が公開されたばかりです。
今回は実はこの曲が紹介したくて書きました。6/28にゲームと同日発売されるサウンドトラックにフルバージョンが収録されているそうです。
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碓氷悠一朗(別名義: 塚越雄一朗)さんの作曲は素晴らしく、例えば他に『それゆけ!ぶるにゃんマン』の主題歌も私はよく聞いています。
くいしんぼハッカー
Kawaii Future Rockを名乗っているNeko Hackerと、イラストレーターの"きあと(くいしんぼあかちゃん)"さんがボーカルをしている曲です。これが今の電波ソングの最新型だと思います。
ただ、歌詞を見ると、現代のハッカーならおそらくアドホックなカロリー計算をJupyter Notebookとpandasで行うんじゃないかと思ってしまいます。その点だけ残念です。
- アーティスト: V.A.
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人工知能:あるふぁ~★GO!!
2015年以降、Googleの子会社Deep Mindが作ったAlphaGoがプロ囲碁棋士を打ち破り、本格的に機械学習やディープラーニングが活用される時代がやってきました。
この曲はそんなディープラーニングがテーマの素晴らしい楽曲です。ななひらさんとかめりあさんのコンビは、Googleのラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンに匹敵すると言っていいでしょう。
- アーティスト: かめりあ feat.ななひら
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ちなみにこの2人はIoT(※Internet of Things)や文字コードの曲も作っています。
void setup
「プログラミング自体を歌ってしまう」アイデアの楽曲は度々出てくるのですが、その中でも特に気合いの入った楽曲です。強い変拍子が癖になります。
歌詞で使われている言語はProcessingらしいです。
- アーティスト: BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
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他に同様のアイデアの楽曲は『Parallel Honey2~キミと奏でる愛のウタ♡~』のBABY.EXEとか、あとねこみりんさんの楽曲にあったと思います。
アルゴリズミックえぶりでい
声優の上坂すみれさんの演じるプロ生ちゃんと、楽曲提供はおなじみMOSAIC.WAVです。この手の楽曲を作らせたらMOSAIC.WAVの右に出るものはいませんね。
プログラミングをテーマにしているだけあって、歌詞にはデータ構造やアルゴリズム関連の用語が散りばめられています。上坂さんのインタビュー記事を引用すると、
――歌詞には、FIFOやO(nlog(n))などのフレーズが飛び交っていますね。
【上坂すみれ】歌詞カードにはFIFOと書いてありますが、声に出すと「ファーストイン・ファーストアウト」となるので、略称なんだなって。O(nlog(n))も、最初についている「O」は発音しないという……まるで数式を読んでいる気持ちになりました。でも、プロ生ちゃん的には日常のことなんだと思って、発音を間違えないように気をつけました。
ちなみにこの曲はフロッピーディスクでもリリースされています。パンクバンドがあえてカセットテープでリリースするみたいでかっこいいですね!