今私は小さな魚だけれど

ちょっぴり非日常な音楽を紹介するブログです

Sakya Tashi Ling

今回ご紹介するのは仏教マントラとポップミュージックを融合させた作品です。

ずっと前に教えてもらったのですが、この前中古で日本盤を見つけて購入しました。

帯には次のように書いてあります。

スペインバルセロナ地方にある最初にして最も重要な仏教修道院で、10時間にも及ぶ本物の仏教徒マントラを録音し、現代音楽に融合、消化させた新境地の「ヒーリング・ダンシングミュージック」。スペインでは、アルバム・チャート1位を獲得。このアルバムの成功を認め、ダライラマ法王から祝辞が贈られた作品。

良い情報が見つからないのですが、どうやらヨーロッパで話題になっていた作品のようです。

ブックレットにもマントラの解説ばっかりで、アーティストについてほとんど何も分かりません(^^;

内容はというと、前半と後半でかなり雰囲気の違う構成でした。

前半には意外にポップな曲、対して後半には神秘的な曲が多めという二部構成です。

まずは前半も前半、1曲目のリードトラック"My Spirit Flies To You"。

英語の女性ボーカルとお経のコラボレーション曲です。

Les Moines Bouddhistes - My Spirit Flies To You

↑この曲をYouTubeで初めて聞いた時のツイートを引っ張ってきましたw

渋い声がアクセントとなり独特な雰囲気が出ています。

この辺の曲はDEEP FOREST元ちとせとの合作Will You Be Readyにも近い気がします。

伝統音楽(民謡)とポップスを行き来する感じ。

アルバム後半では神秘的でゆったりとした楽曲が多くなります。

この曲"Om Sai Ram"では伝統楽器っぽい音も加わります。

伝統音楽×電子音楽というアプローチで、トルコのMercan Dedeを連想しました。

Om sai ram - The Buddhist Monks - Sakya Tashi Ling

◆こんな人にオススメ!

前半・後半で路線は違うものの、全編通してかなり聞きやすいアルバムです。

ワールドミュージックに初めて触れてみたいという方にいいんじゃないでしょうか。