今私は小さな魚だけれど

ちょっぴり非日常な音楽を紹介するブログです

【本】『ネットロア ウェブ時代の「ハナシ」の伝承』を読みました

こちらにメルカリで出品しています。

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ネットロア: ウェブ時代の「ハナシ」の伝承

ネットロア: ウェブ時代の「ハナシ」の伝承

インターネットの音楽に興味があり、その広がりと似たところがあるんじゃないかと思って読みました。

こちらのブログにある通り、ビリーバーやリサーチャーの区別が面白いと感じました。以前読んだ『おたくの起源』にあったような、「サーコン」と「ファニッシュ」の区別に似た印象を受けました。

オカルト板はスレッドの参加者がビリーバー(話を信じている人)というスタンスであるが、民俗・神話学板ではリサーチャー(調査者)というスタンスに別れるとのことである。板にもその板特有の気風があるのである。

現在ではTwitterFacebook、LINEといったSNSが普及していて、2018年現在、匿名で書き込む掲示板スタイルはピークを過ぎたと思う。

また、後半では「あまちゃん」の需要のされ方の話の章があり、「成長しない(自分らしくなる)主人公」や「『偽史』によって作られた地元」などの話は興味深かったのでメモしておきます。

「あまちゃん」で人生を学ぶ:心理学者が勝手に解説(碓井真史) - 個人 - Yahoo!ニュース