この間の記事 の通り、「電波ソング 」という言葉の起源について、私は今のところ、以下のような仮説を持っています。
そんなとき、『美少女CGバナーコレクション』という本を見つけました。初版の発行年はなんと1998年10月25日で、ちょうど私が調べたい時期と一致しています。
www.suruga-ya.jp
当時の日記にも書いている方を見つけました。ここで紹介されている通り、「美少女イラストのCGバナーを収録したマニアックな本」です。
wakachan[AtelierMW]web [すちゃらか絵日記(絵日記ブログ) 1998年10月4日-1998年10月10日]
で、本屋での探し物ですが、地元近辺の本屋には無かったので、そのまま蒲田まで行って、そこの本屋に入る…あ、ありましたありました(^_^;)「美少女CGバナーコレクション」…いやいや、rinn先生とこの「なばーくらぶ」もスゴイ量なんですが、バナーだけで本が出来てしまうようになるとは…ヽ(^.^;)丿スゴイ話ですヽ(^.^;)丿しかも、お絵描きさんだけでこれだけいるとゆー事ですからねヽ(^.^;)丿日本の将来は安泰です :-)
一瞬「ネット通販で買えるのでは?」と思ったのですが、当時はインターネット黎明期なので無さそうですね。決済の方法も確立されてなさそう。
美少女CGバナーコレクション 感想 いとう あき - 読書メーター
この本から「電波」というタイトルのサイトを見つけられれば一気に進展した可能性があるのですが、残念ながら見つかりませんでした。ただ、いくつか気になった点をメモ書きしているので共有します。
気になったサイト
めいどいんぢゃぱん
移転しているものの、なんと現存しています。とてもかわいいメイドさん のイラストが紹介されていました。
www.asahi-net.or.jp
気になったのは紹介コメント。
サイト名が示す通りメイドさん のコスチュームにこだわった作品を掲載しているWebサイトです。いろいろなバリエーションがあるのに、なぜかどれを見てもメイドさん です。
ところで今でもメイドさん っているんのでしょうか?
今となってはメイドカフェ とかなんとかいろいろあるのですが、当時は当然一般的(?)では無かったことが伺えます。ちょっと「メイドさん 」の歴史も調べてみたら面白いかなと思ったのですが、
spqr.sakura.ne.jp
…いきなり深みにハマりそうでやめました。当時の日記 も残ってますね。偶然ですが、96年11月の日記に「雫」と「痕」の名前が好きなゲームとして挙がっています。
Leafの「雫」と「痕」(^^
こちらの記載も気になったのですが、
堀江美都子 さんと水木一郎 さんのデュエットが最高っす(/;)(/ ;)(/_;)
あのレミで「おかぁさんのうた」を歌っている堀江美都子 さんが
「マグネマン!」とか「タックルクルクル電波投げ~」とか(/_;)
ビックリしたのですが、「タックルクルクル電波投げ~」は、仮面ライダーストロンガー のエンディングテーマの歌詞らしいです。「電波人間タックル」ってヒロイン(!)がいるらしいですね。
VIDEO www.youtube.com
Hyoi's House Leaves
こちらもメイドさん のかわいらしいイラストが紹介されていたサイトです。
web.archive.org
紹介文はこちら。なんと、当時から「ぷに」という属性があったようです。「ぷに」の歴史も面白そうだな。
Webサイトの案内役とも言える「ぷに首輪ロボメイド」というかわいい複合キャラク ターが登場します。ここには「まんが企画室」というコーナーがあり、ご自身のアイディアとページを見た人とのコミュニケーションでできていくのが面白く、インターネット的であります。なかなか漫画にならないけど、考える過程が面白いんだし良いではないですか。
1999年 当時の「瑠璃子 さん萌へ〜」ってのが、おそらく『雫』の月島瑠璃子 のことなんじゃないかと思うのですが、残念ながらリンク先は消失してしまっています。
と思ったけど、移転先らしきページにあるこれかな?
https://web.archive.org/web/20050414133701/http://club.pep.ne.jp:80/~hyoi.kaz/mng/short/pge/0011.htm
ここを見ていて気づいたのですが、『美少女CGバナーコレクション』には『美少女CGスーパーセレクション』という続編があるようですね。
books.google.co.jp
P.H.S.(ぷに・ほえ・ステーション)
web.archive.org
元気の良い女の子のCG作品がたくさん見れる、かかかさんのWebサイトです。現在のように、パソコンでフルカラーの画像を扱えなかった時代に職人技として発達した16色CGとフルカラーCGと有機 的に融合させた作品が特徴です。ぼくも今でも16色や256色のCGには、それでしか表現できない良さがあると思います。
キラキラ★ヒカル!
www.cc.rim.or.jp
「さっぽろモモコ」って聞いたことあると思ったら、やはりこちらのさっぽろももこさんでした。
ja.wikipedia.org
NB学園
インターネット・アーカイブ でも表示されないし、どうしようと思ったら、現在はエロ漫画家として活躍されているようです。…よかった!
venom.jp
ただ、90年代当時の様子は追えそうにないですね。
ぱんちゅ万歳
www.asahi-net.or.jp
なんとこちらも現存していて、今ではエロ漫画家さんとして活躍されているそうです!当時から「ぱんちゅ」という言葉があると分かるのは面白いですね。
インターネット・アーカイブ によると、少なくとも1996年からサイトは存在していたようです。
電気ポット
web.archive.org
サイトの様子はほぼ見れなくなっていますが、「攻牙沙」さんと同名の方がpixivにいますね。同じ方なのかは分かりませんでしたが…。
www.pixiv.net
少年的電影箱
web.archive.org
ここのURLのはずなんですが、サイト名が違うし、イラストサイトでもなさそう。詳細は分からないのですが、「瑠堂れおな」さんはこちらのイラストで名前が挙がっていました。
ureshino.cup.com
リンク集から「瑠堂れおな」さんのサイトが辿れました。ただ、ほとんどイラストは保存されてないですね…。
web.archive.org
当時はある程度コンピュータの技術が必要だったせいか、「電気」とか「電影」みたいな名前は多いですね。「電波」は無いですが…。
気になる名前のサイトなのですが、インターネット・アーカイブ にも無し。
web.archive.org
ふたばのログにも惜しんでいる方がいました。「左矢ぽえ」って名前に変わってたんですね。
futabalog.com
blawat2015.no-ip.com
「左向き矢印」師匠が改名。「左矢ぽえ」師匠に。
でもどうせなら「ぽえむ」とまで言い切って欲しい気も。
師匠の描く絵、そういう可愛いイメージだし。
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