『Denpa Pentateuch』という、海外の電波ソングの面白いブログが生まれていたことに気づきました。どうやら4chanの/jp/ - Otaku Cultureでは以前から活動していたようです。
Denpa Pentateuch is a blog dedicated to the chronicling of the denpa subculture and doujin music history. 電波系歴史や同人音楽歴史などの話題を英語で取り上げています。日本語でも英語でもメッセージしてOKです。
Big article is coming up, but will take more time until completion. Will likely continue to post lyrics for now.
— Denpa Pentateuch (@denpapentateuch) July 28, 2019
電波ソングの起源について
やけにマニアックな話題が揃っています。例えば『Genesis of Denpa Music(電波音楽の起源)』という記事では、我々日本国内でも90年代の作品が紹介されています。
やはりアイドル八犬伝の話が最初に来ますね。ただ、それ以降は私も知らないアルバムも紹介されており、特にこちらの『MYSTERY CASE IN HI!SCHOOL!!』というアルバムが気になっています。
正直私は90年代の作品は「まにきゅあ団」くらいしか追えていません。「電波ソング老人会」で流したいと思ったのですが、どうやら駿河屋などでも品切れみたいです。
DJモード/大西洋 海底トンネルのVGMには実は原曲があります。Mystery Case in Hi! School「Red Night of Kawasaki City/光吉猛修」。#アウトランナーズ25周年#セガマニア向け pic.twitter.com/QmrOpeARob
— ナツゲーミュージアム™ (@natuge) June 9, 2017
SYNERGYの同人音楽CDは3つ出てまして、1990 ここまひさんジャケのやつ、1991 WoodyRINNさんジャケ「夏」テーマのやつ、1992 うらべ・すうさんジャケ「MYSTERY CASE in HI!SCHOOL!!」という学園テーマ(?)のやつ
— CHEMOOL@C96月曜南サ39a (@chemool) August 22, 2011
同人CD「SYNERGY ⅩⅡ 1992 MYSTERY CASE IN HI!SCHOOL!」冊子付属,崎元仁,細江慎治,CHOBIN,CHEMOOL,KAJA https://t.co/Tsgm4ILduI こっちは持ってる(^^) って30Kスタートぉ!?
— しらけん/のっぷ@福岡 (@shiraken) May 15, 2017
音楽サークルSYNERGYのMYSTERY CASE IN Hi! SCHOOL!!入荷しました!残念ながら小冊子欠です。崎元仁・細江慎治などゲーム音楽で有名な人達が参加してます。昔の作品なので入手難易度は特Aクラス。是非。 #SYNERGY #崎元仁 #細江慎治 pic.twitter.com/LL4mqvyjSh
— まんだらけ名古屋店DEEP (@nagoya_deep) October 26, 2016
どうやら音楽ジャンルとしての電波ソングは、細江慎治さんの周辺やゲーム音楽を掘っていく必要がありそうですね。
「毒電波」という言葉について
また、こちらの1996年に発売されたという"doku-denpa mix"も気になります。『雫』の発売が1996年1月で、私はそこでオタク文化に「毒電波」という言葉が持ち込まれたと考えているので、その直後(もしくはその直前?)の貴重な情報だと思います。
This was generally before the term denpa was used to refer to a type music (a doujin album put it into use as "doku-denpa mix" in 1996) , and before the coining and popularization of the terms moe and doujin music as well (around the same time).
ただ、調べてもこれ以上の情報は今の所見つかっていません。…ただのジャンル名として使われ始めたって意味なのかな?