今私は小さな魚だけれど

ちょっぴり非日常な音楽を紹介するブログです

『90年代アニメ&声優ソングガイド』についてのメモ part1

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第4章 00s ~萌えソングの台頭、そして現代アニソンへ~
桃井はるこ’s レコメンド
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コラム:現代のアニメ&声優ソングとして蘇る90年代ヒット あらにゃん
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ヲタクのヲタクによるヲタクのための音楽ができるまで 桃井はるこ

この本とイベントが気になって参加してみた。特に萌えソングの箇所が気になる。

私は世代的には90年代のアニメはそこまで詳しくなくて、電波ソングのファンなので2000年代以降の話になりがちです。アニソンDJイベントやカラオケでそれなりに知ってる程度です。

まず電波ソング的に気になった話題。

  • ハルヒまでは90年代の空気感が残ってた。そこまでは90年代と言っていいんじゃなかろうか(暴論)
  • モモーイは90年代と2000年代を繋ぐ箇所の大役を任されたと捉えていたらしい
  • あとモモーイが話題に出してた「全裸マンのテーマ」はなんなんだ…w

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本の内容はちゃんと読めていないが、萌えソングの章で「任意ラヂヲ」とかKOTOKOの曲とか。たしかに任意ラヂヲは2000年代文化というより声優ラジオの文化だと考えたほうがいいのかも。

しかし自己分析すると、私の電波ソングの根源は山本正之作品にあるのだろう。合いの手のようなコーラスや繰り返される印象的なフレーズは『オタスケマンの歌』の影響だ。シュプレヒコール的な掛け声は、子供のころから好きだったプロ野球の選手応援歌の楽しさがベースとなっている。同じ場所に集まった同士が、温度差や表現方法の違いはあるなか、大勢で叫んだり叫ばなかったりする面白さよ。『燃えよ!ドラゴンズ 命の限り』のタイトルが映画のパロディになっているところや、野球チームの球団歌なのに個別の選手を応援する歌詞になっているというファン目線の斬新さ。そうかと思えば4番の歌詞では突然、父さんとホームランボールを待つ少年というキュンとさせられる描写もあり、キャッチーな遊び心とじっくり聴くのにふさわしい魅力が同居している職人技には惚れ惚れしてしまう。またそれがみんなの曲になっているところにも、大変に憧れる。まあ、私はヤクルトファンなのだが。

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この辺の曲を電波ソングのルーツだと言い張って興味深いDJができないか考えてみたいです。