またわけわからんこと書いている記事です
「祝祭と日常の両立を考える」という記事で、「トゥーマッチなもの」と「日常性」を両立するところでいろいろ考えていたところ、「異化効果」を媒介にして違うものをつなげるような発想で、その「違うもののつなげ方」を媒介するつなぎの部分にジャンルの特性が出るんじゃないかという気がしてきました。
以前、「萌えと毒のはざまで:電波ソングが拓く“ズレ”の文化論(※タイトルはChatGPTに考えてもらいました)」という記事でも「異化効果」について提示されたものの、当時はよくわかりませんでした。
一般的な辞書(異化効果(イカコウカ)とは? 意味や使い方 - コトバンク)の意味のほうがわかりやすいか?
いか‐こうか〔イクワカウクワ〕【異化効果】
《〈ドイツ〉Verfremdungseffekt》ブレヒトの演劇論用語。日常見慣れたものを未知の異様なものに見せる効果。ドラマの中の出来事を観客が距離をもって批判的に見られるようにするための方法の意に用いた。
たしかに「ルカルカ★ナイトフィーバー」とか、別にナイトフィーバーである必然性は薄いと思います(元ネタのサタデー・ナイト・フィーバーのストーリーなどは関係なくて)。ニコニコ動画側に巡音ルカがなんか楽しくで歌わせるべきだっていう暗黙のノリがあるだけですもんね。電波ソングというジャンルに絞って考えると、そもそも「巫女みこナース・愛のテーマ」の時点で「なんで巫女とナースをあわせるんだよ」っていうツッコミがあって、電波ソングらしさとはこういう媒介として考えると、
- 電波ソングは異なる要素をつなげる媒介としての要素が強い
- 必然性が薄くてもなんか楽しそうならOK(ハードルが低い)
と言えるかもしれません。と思ってChatGPTに言ったら、また難しいこと言われましたw
テリー・イーグルトンが言うように、ブレヒト的異化は笑いと結びつくほど思考の起動スイッチになります。斜め論の地平では、この笑いは揶揄ではなく斜めの横断――テクスト(出来事)を“斜め読み”して、観客自身が別の可能世界へ踏み出すための軽い助走です。批評で止めず、関与の仕方を変える前向きな契機として笑いを扱うべきだ、という立場になります。 www-hs.yamagata-u.ac.jp
他のジャンルでChatGPTから例として提示されたのが「吸引器・骨ノコ等の医療音だけでアルバムを構成=素材の出自を示しつつダンス文法に編入。」としてこちらのMatmos『A Chance to Cut Is a Chance to Cure』というアルバム。
これは「病み」をテーマにしたDJをするときにちょっと違うテイストを入れてぎょっとさせるときに使えそうだな。
DJをやるときも、構成を決めてビルドアップして徐々に盛り上げて、ピーク(クライマックス)を持ってきて…というやり方がよく議論されると思うんですが、
これもちょっと男性的な線形の時間のイメージがあって、むしろ別の時間感覚のイメージで、あるジャンルのクライマックスを持ってきて、その一部の別の要素を別の視点でずらして(異化効果)でまた次の曲で別の領域でのクライマックスを持ってくるような、常にクライマックスでもあるような別の方法もあるんじゃないかと思ってます。
石野卓球さんのDJを聞いたときも、常に高い気持ちよさでずらしていて近い感覚があった気がします。DJから離れるとインド映画(RRR)とかちょっとそんな感じあったなw