この間、一緒のDJイベントに出たみろさん( @miro_999 )と話していて、同じBPM帯でセットリストを組みがちで、BPMの変え方に悩んでると聞きました。私も特別なノウハウを持っているわけではないので「なんで俺に聞くんだ…」と思ってました。
ただ、私はアニソンのイベントでリクエストに応えたり、なんか雰囲気悪くて流れを変える必要があることがあるときに実践していることはある気がしてきました。また、お店の機材でUSBを使ってDJをすることが多く、自分の同じ選曲を何度も聞くと飽きてしまうので、事前準備や専用の練習が必要なやり方はあまりして(できて)おらず、逆に言うとアドリブが効きやすいやり方をしてると言えるかもしれません。
というわけで、ひとまず思いつくだけまとめてみます。割と内輪向けの記事なので、みろさん以外の人が見てもあまり役に立たないと思いますw
ジャンルが同じ曲をカットインする
ジャンルやキーが近ければ、BPMを大きく変えてカットインしても雰囲気が保てます。特にロック系の楽曲の場合はそうです。特にイントロの一拍目に「ドン」とドラムが入る曲は、そこで繋ぐと案外ごまかせますw
DJってすぐテンポ合わせてMIXしたがるけど、その曲の1番いい形で流すべきだと考えに至るとカットインこそ至高っていう結論になってしまう。
— DJ和 (@djkazu1025) 2019年2月9日
だってイントロが最高にいいから削りたくない。
また、カットイン時にスクラッチを入れるとかっこいいはずなんですが、私もうまくやれません。
ただ、一発目に書いといてアレですが、私はカットインは(苦手で)数曲に一回程度しかやってません。むしろ曲同士の以外な混ざり方も好きなので、楽曲のかなり早い段階(Bメロやサビの途中とか)から次の曲をうっすらループして入れてることも多いです。
BPMを10以内ずつ変えていく
次の曲をつなぐとき、基本的に近いBPMの楽曲を繋いでいくことになります。自然に繋ぎやすいのは±10くらいの範囲だと言われてます。つまり、BPMが120程度でDJをしているとき、140くらいの楽曲のリクエストが来た場合、中間の130程度の曲で挟むとスムーズに移行できます。
また、このBPMに対する感覚はジャンルによってけっこう違いそうです。私はけっこうガバガバなほうで、ロックDJのノリっぽいんじゃないかと思います。
リバーブをかけて一気にBPMを落とす
エフェクトの一つであるリバーブを使うことで、静かでBPMの遅い楽曲に繋げられます。特にピアノのイントロとかが入ると最高です。具体的なシチュエーションで説明すると、速い曲が続いて「あー、なんか行き詰まったな」と思ったら、リバーブかけて「もうそう♡えくすぷれす」で仕切り直しましょう。
あと、(エフェクトって言っていいのかわからないですが)VINYL SPEED ADJUSTを使って落とすこともあります。
私もエフェクトの使い方をあまり知らなくて、こういう繋ぎ方では(静かな曲の場合)リバーブかける、(そうでない曲の場合)VINYL SPEED ADJUSTで落とすくらいしか使い分けができてないです。
余談をすると、私はエフェクトの使い方をあまり知らず、古い曲を新しめの曲の中で流す時にCompressorで音圧を上げたり、繋ぎのときにFilterを入れたりするくらいしかできていいません。パイセンはNoiseやCrushで濁したりしてカッケーなと思ってるんですが、自分はなんか違う感じになっちゃいます。
三拍子の曲を挟む
たまに、次のブログ記事にあるような方法で三拍子を経由することがあります。特に「旅の途中」のような民族音楽っぽい雰囲気になったときに選択肢に入ります。
三拍子の楽曲をDJで使う方法論を書きました。要約すると、三拍子を三連符として四拍子扱いするためにBPMを変換するのです。計算式があります。
— kill-her (@harukiiruha) 2023年5月25日
三拍子楽曲がDJで使える魔法の計算式|kill-her @harukiiruha #note https://t.co/VDxArCzrUS
ただこの方法は事前の準備が必要で、専用のフォルダで楽曲を用意することになります。みろさんの場合はイントロが三拍子の「幻想曲WONDERLAND」が選択肢の一つになるでしょう。
まとめ
自分はなんとなくハチ公さんに教わった程度で、正直もっといろいろ方法がある気がしてます。今度、他の人がやってることも聞いたら面白い気がします。